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義侠 30% 純米大吟醸(純米吟醸)     @愛知県   「お酒の記憶」 ぎ

義侠(ぎきょう) @愛知県海部郡(あまぐん)
山田錦 30%精米の純米大吟醸 原酒

兵庫県東条町産の高級品種「山田錦」の周りを70%削りおとして、中心部分の白い芯白のみで仕込んだお酒
750KG仕込み
(特に義侠で目にするのが1500KG仕込みと750KG仕込みで精米歩合50%のお酒は750KG仕込みと1500KG仕込み両方目にしますが、40%、30%は750KGというサイズの仕込み・・・販売価格もこの50%精米だと750KG仕込みの方が1000円ほど高価)

今回のお酒はとある酒店で保存していたらしいお酒
このような生のお酒でも売れ残るのか、あえて保存しているのかはわからないですが、こういった存在は結構見かける。(ただし、それでも限度がって、個人的には少なくとも1年たっているときは一言教えて欲しい・・・僕の場合は細かくみちゃうのですけど)
ほとんど生のお酒の場合、出来立てのお酒と寝かせた味に変化が現れるお酒が多いと思うのですが、その味の変化はお酒によってさまざまだと思います。
しかも、なにか味に波があるような気もするということは時々耳にします。
単に寝かせたら美味しくなるのか、不味くなるのかは僕のような素人ではわかるはずはございません。
人によっても、美味しく感じたり、やっぱりダメな人もいると思います。

過去にも義侠に関しては垂直などで飲み比べなどをしたことがあります。
正直??と思うようなお酒や、これはちょっと厳しいなぁ・・(そのとき飲んでという意味)などという感想を持つことも多いです。



今回このお酒は
・・・
画像を見ますと
現在の商品ともラベルも違いますし、杜氏さんも違います。
(現在は杉村杜氏 この佐藤杜氏は現在浪花正宗の浪花酒造さんにいらっしゃいます。)

現在はラベルの紙質も違いますし、純米大吟醸なのですが、純米吟醸と表記してあったように思います。
荒、押し 槽の合
との事ですが、中取りでも確か同じお値段だったように思います。
(ただし、特別栽培米に関してはもともと少し高いのですが、中取りの方がさらにすこし高かったように思う。)

たとえ管理がものすごく良くても、酒屋で寝眠っていたお酒は僕は通常買わないのですが、
特に美味しいと聞いたお酒は購入することがあります。
黙って、これが並んでいたらちょっと詐欺っぽいような・・特に生ですし。
「好みはあると思うのですが、評判が凄くいいんです。」などと聞くと飲みたくなる。
また、時々酒屋でも眠り酒のようなお酒で
この前居酒屋で飲んだときはH1の生なんていうのがあった。(やっぱりちょっと多少は癖のある香りはするのですが・・このちょっとが苦手な人も結構いる。でも嫌なレベルでは個人的にはなくて、そのお店でも超有名酒店で眠っていたお酒を全部引き取ったらしいので・・・そのくらい中にはいいものがあるのかも知れない。)

このお酒は・・↓

なんて事になってます。(笑

このようなお酒はやっぱり、蔵出しでは通常ありえない場合が多い。
(火入れで蔵で寝かせている場合はあるでしょう。。)
というか、好みが分かれると思うし、よっぽど美味しいと自信を持っているときは時々でてきたりすることもあると思うのですが・・
そういえば
稲毛屋さんの英君の会でも
純米大吟醸 斗壜囲いの H7というのが出てきました。 生?かな??

時にはそういったGOODなお酒もあったりする場合もあれど、きちんと保存されていて、さらにそれでもリスクがあるケースが多いようにおもいます。
だからイレギュラーといってもいいのかも知れないですね。


さぁ・・などなどお話はおいておいて、
飲む!!(笑



色合いはこんな感じでも色は意外とついてない。
0℃の冷蔵庫より出してしばらくしてからなのですが、香りはもともとが落ち着いた、あまり立たないタイプだと思うのですが、このお酒も香りはあまりしない。(温度による)

味は・・お勧めするだけのことはあり、非常に落ち着いていて、なんだかきれいな感じさえする。
義侠といえば、多少はゴツいような印象があり、それはこのお酒を飲んだからといって変わらないのですが、うすっぺらでは無く、原酒でもあるし、濃いには濃い。しかしスルッと入るその感覚は変な質の悪い古酒のように香りが嫌だったり、喉に引っかかったり、変な辛さがあったり・・
という感じではなくて、違和感がないからなのでしょう。

香りについては温度が上がってくると多少やっぱり寝ているだけの香りは出てくる。
許容範囲の広い僕にはまだ大丈夫なんですが・・笑
飲む瞬間に多少温度を上げて飲むか、(燗ではなくて、常温に近いくらい)
冷やして飲むか・・
迷うところ・・
熟成した感じをあまり出したくない人には冷やして飲んだほうがいい。
しかし、それを由とするタイプの人にには多少上げて飲んでも面白いかも知れない。


こういうお酒をブログに載せたり、感想を公表していいのか・・と感じるのですが、(普通売ってないので・・たとえ同じことして同じタイプのお酒に仕上がるのかも不明なので・・・)
単に日本酒といっても、いろいろありすぎて、(味、香り、また偶然発掘されたこのようなタイプ日本酒・・・・)時としてはこうタイプに出会うこともありえるので、こういうのもアリかな。



     ひょっとこ!(hyottosai!)

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by hyottosai | 2005-11-11 13:01 | 日本酒